視覚障がい者向けスマートフォン「エルビーフォン」が、青森市に続き、八戸市でも日常生活用具の「情報・通信支援用具」として給付対象となりました。
この記事のポイント
- エルビーフォンが青森市・八戸市で日常生活用具「情報・通信支援用具」の給付対象に
- 日常生活用具の給付品目・対象者・基準額は自治体ごとに定められている
- エルビーフォンは見え方・操作方法に合わせて設定し、お届け後も遠隔操作で支援
- 青森県内(青森市・八戸市以外を含む)の方は、株式会社イリエ様へご相談いただけます
生活に欠かせないスマートフォンと、利用を続けるための負担
スマートフォンは現在、電話やメールだけでなく、行政情報の確認、交通機関の利用、地図や経路の検索、災害情報の取得、買い物、各種オンラインサービスなど、日常生活のさまざまな場面で利用されています。
視覚障がい者にとっても、音声読み上げ、音声入力、文字認識、画像認識、位置情報などのアクセシビリティ機能を利用できる情報通信機器となっています。
一方、端末の高性能化・多機能化に伴って端末価格も上昇し、継続的な通信費も必要です。視覚障がいのある方の中には、就労機会や収入が限られる方もおられます。
生活のさまざまな場面でスマートフォンの利用が前提となる一方、その利用を継続するためには一定の経済的負担が必要となる。この点も、視覚障がい者の情報アクセスを考えるうえで重要な課題の一つです。
日常生活用具の「情報・通信支援用具」とは
日常生活用具給付等事業は、障がいのある方の日常生活を支援するため、市町村が地域生活支援事業として実施している制度です。
具体的な給付品目や対象者、基準額などは自治体によって定められています。
その中には、視覚障がい者の情報取得やコミュニケーションを支援するための「情報・通信支援用具」を対象としている自治体があります。
これまで視覚障がい者向けの情報機器としては、画面読み上げソフトや拡大ソフト、各種情報通信機器などが利用されてきました。
現在ではスマートフォンにも、音声読み上げ、文字認識、音声入力、GPS、カメラなど多くの機能が標準的に搭載されています。
さらにAIによる画像認識や周囲の状況把握など、視覚を補助するために活用できる機能も増えています。
こうした情報環境の変化の中で、スマートフォンを「情報・通信支援用具」として取り扱う自治体が出てきています。
エルビーフォンとは
エルビーフォンは、株式会社リモートアシストが提供する視覚障がい者向けスマートフォンです。
一般的なAndroidスマートフォンをベースに、利用される方の見え方や操作方法に合わせた設定を行い、必要な機能を利用しやすい状態にして提供しています。
弱視の方には
文字サイズ、表示倍率、白黒反転など、見え方に応じた設定を行います。
音声で操作する方には
Androidのアクセシビリティ機能などを利用できる環境を整えます。
お届け後も遠隔で支援
端末を提供して終わりではなく、利用開始後も遠隔操作でサポートします。
端末を提供して終わりではなく、お届け後も端末設定の確認・変更、通信状態の確認、不具合の切り分けなどを遠隔操作で支援しています。
スマートフォンは、OSやアプリの更新、設定変更などによって利用環境が変化します。そのためエルビーフォンでは、端末本体と利用開始後のサポートを組み合わせて提供しています。
青森県内でのエルビーフォンの利用について
青森市では、株式会社イリエ様が「視覚障がい者専用情報端末エルビーフォンの認定事業者」として、当事者の皆様の申請支援も行われています。
また、青森市、八戸市以外の青森県内にお住まいで、視覚障がい1~2級をお持ちの方についても、エルビーフォンについて株式会社イリエ様へご相談いただけます。
| 地域 | 内容 |
|---|---|
| 青森市 | 日常生活用具「情報・通信支援用具」の給付対象。株式会社イリエ様が認定事業者として申請支援 |
| 八戸市 | 日常生活用具「情報・通信支援用具」の給付対象 |
| 上記以外の青森県内 | 視覚障がい1~2級をお持ちの方は、株式会社イリエ様へご相談いただけます |
※日常生活用具の給付品目・対象者・基準額などは自治体によって定められています。
ご相談・お問い合わせ
エルビーフォンの申請やご利用についてのご相談は、以下のページからご確認ください。
